「Google Reader」が新デザインに、「Google+」共有機能とエクスポート機能


 米Googleは10月31日、先週予告していた通り、「Google Reader」を新デザインに変更した。多くのユーザーはGoogle Readerにログインした際に、新デザインに変更したことを示すポップアップが表示されることになる。Google Readerのアップデートは、同日中には全ユーザーが利用できるようになる見込みだとしている。

 新デザインは、Google全体にわたってさまざまなサービスで導入されており、ルックアンドフィールが変わっただけでなく、Google Readerの動作も速くなったとしている。

Google Reader(Google Reader公式ブログより画像転載)

 また、発表されていた通り、Google Reader独自の共有機能が廃止され、Googleのソーシャルネットワーキングプロジェクト「Google+」に共有する機能に置き換えられた。

 これまで各記事の「Like」ボタンがあった場所に、Google+の「+1」アイコンが表示されている。これで「+1」すると、そこからGoogle+のサークルに記事を投稿できるポップアップが表示される。現時点では、Google Readerのユーザーインターフェイスを日本語に設定していても、Google+関係のポップアップは英語で表示されているため、注意が必要だ。

 また、Google Readerからのエクスポート機能が大きく改善された。設定メニューの「インポート/エキスポート」タブから利用できる。

 これまで通り、登録フィードのインポート/エクスポートをOPMLファイルを使用して行える。これに加えて、Google Readerのさまざまな情報もエクスポートできるようになった。これはGoogle Reader独自の共有機能が廃止されたためで、ユーザーが蓄積してきたデータをどこかで利用できるようにするためだという。

 エクスポートできるデータは、フォローしているユーザーのリスト、スターを付けたアイテム、メモやコメント付きのアイテムなどで、フォーマットとしてはJSONアクティビティストリームまたはGoogle Reader JSON形式となっている。

 このリニューアルに合わせて、新しいAndroidアプリも公開予定だとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/11/1 11:26