UQ、WiMAXの上り速度を約1.5倍高速に
UQコミュニケーションズは、モバイルWiMAX方式を採用した同社のデータ通信サービスの上り速度について、12月中に従来より約1.5倍、高速化し、上り最大15.4Mbpsで提供する。
これまでUQでは、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsという通信速度でサービスを提供してきた。今回、データを電波に乗せる“変調”で、新たに64QAMという方式を導入し、高速化をはかる。これは電波環境が良好な場合に利用できるもので、中程度の電波環境であれば、現在使っている16QAMを、電波環境がさほど優れない下程度であれば、現行方式のQPSKということになる。ちなみに、QPSKで送出できるデータ量を1とした場合、同じく現行方式の16QAMではデータ量を2倍、送出でき、新たに導入される64QAMでは3倍送出できる。高速化の恩恵として、UQでは12.5MBのファイルをアップロードするとき、10Mbpsなら10秒、15.4Mbpsなら6.6秒で完了する、としている。
対応機種については、発売済の機種での動作検証が行われており、後日、あらためて案内される。UQからはUQの端末について案内が行われ、UQのネットワークを借り受けるMVNO(仮想移動体通信事業者)からは、それぞれ自社で取り扱う端末について案内が行われる見込み。
高速化は12月中に全国一斉で導入される。なお料金に変更はない。
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(関口 聖)
2011/11/14 15:00
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