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米で話題の“スマホ覗き見”問題、国内3キャリアの端末は「確認中」


 米国のスマートフォンに米Carrier IQ社のソフトウェアが埋め込まれ、ユーザーの許可なしにプライバシー情報を記録・送信していることが指摘されている。この問題について、日本国内の携帯電話キャリアに同ソフトをインストールしているかどうかを聞いた。

 NTTドコモは「発売済みの端末について確認している」、KDDIは「リリースしている端末について確認を取っている」、ソフトバンクモバイルは「詳細を確認中」と回答。3社は調査を続けており、詳細がわかり次第、弊誌でも続報を伝える。

 この問題を発見した米国のセキュリティ研究者のTrevor Eckhart氏によれば、Carrier IQのソフトは、端末中で起こるほぼすべての動作を記録し、携帯キャリアや端末メーカーに送信しているという。記録される情報は膨大で、押されたキーとその種類、開かれたアプリ、電話やSMSの送受信、位置情報、カメラや音楽プレーヤーの動作状況などが含まれる。また、ブラウザーで検索したURLも記録されているという。

 一方、こうした指摘に対してCarrierIQは、「われわれのソフトウェアは、SMS、メール、写真、オーディオ、ビデオのコンテンツを記録、保存、送信することはない」と反論。例えば、SMSが正常に送信されたかどうかについては確認するが、SMSの内容を記録または送信することはないと述べており、ユーザーのプライバシーは保護されていると主張している。

【追記 2011/12/8 21:00】
 KDDIは7日、同社が日本国内で販売しているauのAndroidスマートフォン全端末について、米Carrier IQのソフトがインストールされていないことを確認したと、本誌取材に対して回答した。

 なお、HTC製のau端末から、Carrier IQのソフトが見つかったとの指摘が一部で挙がっており、本誌にも読者から報告が寄せられている。KDDIはこの件を把握しているといい、その理由については「海外で先行販売されていたキャリア用のソフトを一部流用しているため。ファイルとして残っていても、実際に動作しないことは確認済み」と説明している。

 端末に存在するCarrier IQ関連のファイルをどうするかについては、「現時点でソフトウェアアップデートなどで当該ファイルを見えなくすることは考えていない。それよりも、Carrier IQのソフトが動作しないということを告知していきたい」とコメントしている。

【追記 2011/12/8 21:00】
 NTTドコモは8日、同社が日本国内で販売しているAndroidスマートフォン全端末について、米Carrier IQのソフトがインストールされていないことを確認したと、本誌取材に対して回答した。


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(増田 覚)

2011/12/5 13:20