米Yahoo!共同創業者のジェリー・ヤン氏、取締役などすべての役職を辞任

2006年に来日公演を行った際のジェリー・ヤン氏

　米Yahoo!は17日、Yahoo!共同創業者のジェリー・ヤン氏が取締役を辞任し、Yahoo!のすべての役職から離れると発表した。ヤン氏は日本のヤフー株式会社と中国のアリババ・グループの取締役も同時に辞任する。

　ヤン氏は、スタンフォード大学の博士課程に在籍中の1994年に、同じく博士課程に在籍していたデビッド・ファイロ氏と共同でウェブディレクトリサービスを開設。1995年にYahoo!を創業し、ヤン氏は技術部門の責任者などを務めてきた。2007年には取締役会の要請を受けて最高経営責任者（CEO）に就任し、2008年にCEOを辞任した後もYahoo!の取締役およびチーフの役職にあった。

　ヤン氏は、「設立から現在に至るまでのYahoo!での日々は、私の人生において最もエキサイティングでやりがいのあるものだった。しかし、私にはYahoo!の外で他の関心事に携わる時が来た」と、Yahoo!取締役会長のロイ・ボストックに宛てた手紙で説明。2011年12月にCEOに就任したスコット・トンプソン氏と首脳陣が「Yahoo!を刺激的で成功した未来に導いてくれることを熱望する」とコメントしている。