「日刊工業新聞電子版」4月より国内向けサービス開始


 株式会社日刊工業新聞社は、「日刊工業新聞電子版」の国内向け有料サービスを4月2日に提供開始すると発表した。月額料金は1契約4200円。

 「日刊工業新聞」の紙面に掲載された記事を、発行日の朝5時から閲覧できる。原則として、株価表などを除く全記事(毎日200~300本)を提供する。電子版の紙面は、PC、スマートフォン、タブレット端末のウェブブラウザーから閲覧できるほか、PDFでダウンロードしてオフラインで閲覧することも可能。

 「マイニュース」機能に企業名などのキーワードを登録しておけば、該当する記事を自動収集して表示してくれる。キーワードは最大10個まで設定可能で、1キーワードにつき最大100件の記事が収集される。このほか、気になった記事を保存しておける「マイクリップ」機能もある。10個のフォルダーに分類し、それぞれ最大30本まで保存可能だ。

 最新記事のほか、記事データベースには2008年1月以降の約20万本(2012年1月末現在)の記事が収録されており、これらも参照可能だ。

 日刊工業新聞電子版のサービスは、すでに2010年11月から海外の読者向けに提供されていたもの。海外から紙版を購読するには、配達までに半日から数日のタイムラグがあることや、郵送コストにより購読費が割高になるためだ。

 今回、マイニュース機能などを強化するとともに、新たにスマートフォンにも対応し、国内向けサービスを展開することにした。


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(永沢 茂)

2012/2/8 06:00