MSが「OneNote Mobile for Android」を57カ国で公開、日本では利用できず


 米Microsoftは7日、ノート/メモ作成アプリ「OneNote Mobile for Android」を世界57カ国で公開した。しかし残念ながら、日本ではまだ利用することができない。

 なお、OneNote MobileはすでにiPhone/iPad/Windows Phone版が提供されており、これらは日本国内でも利用できる。

OneNote Mobile for Android(OneNote公式ブログより画像転載)

 今回公開されたAndroid版では、メモやToDoリストなどの作成・編集、内蔵カメラによる写真キャプチャー、SkyDriveアカウントとの同期、既存ノートブックの閲覧・同期・削除などの機能を利用できる。

 サポートしている地域のAndroid Marketからは無料版をダウンロード可能。無料版では500ノートまで利用でき、それ以降の使用にはアプリ内課金による購入が必要だ。価格は米国で4.99ドル。課金は1回限りで、以降は無制限に使用可能だ。

 無料版で500ノートの利用制限に達した後でも、ノートの閲覧・削除・同期機能は引き続き利用できる。ただし新規ノートの作成や編集はできない。

 Microsoftでは「将来的に他の市場にも拡大したい」との意向を表明している。現時点で57カ国以外の地域で提供できない理由としては、「法的規制、地域によるAndroid Marketの制限、いくつかの言語で生じている問題をリリース前に修正するため」としている。

 すでに日本向けのAndroid MarketのPC版にもOneNote Mobile for Androidが登録されているが、インストールはできない。しかし現時点で公開されているバージョンの中身を見る限り、日本語の翻訳作業はほぼ完了しているものと思われ、公開が期待される。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/2/9 11:52