日テレIT情報番組「iCon」、Facebook連動でソーシャル視聴サービス


 日本テレビは、3月13日、20日、27日に放映するIT情報テレビ番組「iCon」において、テレビでFacebook上の「友達」と一緒にテレビ番組を楽しむソーシャル視聴サービス「JoiNTV」の実証実験を行うと発表した。

 利用するにはネット接続可能な地上デジタルテレビにおいて、日本テレビでリモコンの「d」ボタンを押し、JoiNTVに参加登録を行う必要がある。登録後は10ケタのコードが表示され、これを専用サイトで入力するとデータ放送とFacebookが連動する仕組み。

 JoiNTVは、Facebook上の友達が同じテレビ番組を視聴している際、テレビの画面上に、「○○さんが視聴中です」というメッセージとともに、友達の顔写真と名前が表示されるのが特徴。

 番組を視聴しながらテレビリモコンの「青ボタン」を押すと、Facebook上および同じ番組を視聴中の友達のテレビ画面上の両方で、「○○さんがいいね!と言っています」と表示。離れている友達同士が、一緒にテレビを見ているような感覚が楽しめる。

 青ボタンを押すと、Facebookのニュースフィードに「○○さんがいいね!と言っています」というメッセージが書き込まれる。いいね!を押したシーンの詳細もわかるため、自分用にメモしたり、テレビを見ていない友達に知らせるような活用の仕方がある。

 このほか、これまで番組でプレゼントを行う際には、ハガキやホームページから応募した上で抽選・発表を行っていたが、JoiNTVではFacebookの情報を利用して、プレゼントに応募した視聴者を把握できるため、番組中に当選者を決定することも可能という。

 日本テレビによれば、JoiNTVは世界初のテレビ画面における放送通信融合型のソーシャル視聴サービス。Facebookの技術協力で開発したという。


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(増田 覚)

2012/3/6 14:47