「Safari 5.1.4」公開、多数の脆弱性やページが白く点滅する問題などを修正


 米Appleは12日、ウェブブラウザー「Safari」の最新版となるバージョン5.1.4を公開した。対応OSは、Windows 7/Vista/XP、OS X Lion(10.7.3)、Mac OS X Snow Leopard(10.6.8およびセキュリティアップデート2011-006)。

 Safari 5.1.4では、CVE番号ベースで計83件の脆弱性を修正。国際化ドメイン名を使用した紛らわしいURLが利用可能となっていた問題(Windows版のみ)や、プライベートブラウジング機能を利用している場合でも履歴が記録されていた問題を修正した。また、レンダリングエンジンのWebKitについても、クロスサイトスクリプティング攻撃を受ける危険のある脆弱性や、任意のコード実行につながる危険のあるメモリ破損の脆弱性などを修正した。

 このほか、ウィンドウの切替時にウェブページが白く点滅する問題や、HTML5動画の閲覧時に画面が暗くなる問題などを修正。Lion版のSafariでは、JavaScriptのパフォーマンス向上も図られている。


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(三柳 英樹)

2012/3/13 15:22