楽天と日本郵便、国内EC事業者の海外販売を共同で支援


 楽天株式会社と郵便事業株式会社は16日、「楽天市場」出店店舗の海外向け販売を共同で支援することで合意した。

 楽天は現在、日本の楽天市場の出店店舗が海外向けに販売できるようにするサービスを提供している。一方、日本郵便は世界各国の郵便事業体と連携した配送網を構築し、軽量な商品を届ける「小形包装物」や、書類や荷物を届ける「国際スピード郵便(EMS)」といった海外発送サービスを提供している。

 今回の合意ではまず、楽天が日本郵便のオンラインシッピング機能を利用することにより、受発注情報をもとに国際スピード郵便(EMS)と国際書留の発送ラベルを発行できるようにする。これにより、店舗は海外発送作業を簡便化でき、商品の受注から発送までを一元管理することが可能となる。

 また、両社は海外ネット通販の活用機会の拡大や、海外配送に関するセミナーなどを全国で開催していく。さらに、世界中で日本からの海外通販を利用してもらうようにするため、日本郵便の海外ネットワークを活用し、世界に向けて認知向上を図っていく。


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(増田 覚)

2012/4/17 06:00