OS X Lionのセキュリティアップデート公開、パスワードの平文保存問題を修正
米Appleは9日、OS X Lionの最新版となるバージョン10.7.4と、Snow Leopard(Mac OS X 10.6.8)向けの「セキュリティアップデート2012-002」を公開した。OS X Lionでパスワードがプレーンテキストで保存されてしまう問題を修正したほか、BluetoothやQuickTimeなどに関する脆弱性を修正している。
OS X Lionでは、FileVaultのパスワードなどがプレーンテキストでログに保存され、他のユーザーから読み取られる恐れのある脆弱性を修正した。この問題は、OS X 10.7.3のアップデートにおいて、FileVaultのデバッグオプションが誤って有効にされたため発生したとして、セキュリティ研究者が指摘していた。
このほか、悪意のあるTIFFファイルを開いた際に任意のコードを実行される恐れのある脆弱性など、計26項目の脆弱性を修正している。
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(三柳 英樹)
2012/5/10 15:13
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