国会図書館、博士論文1万4000点以上をインターネットで公開
国立国会図書館は15日、デジタル化した博士論文1万4000点以上をインターネットで公開した。同館のウェブサイトの「近代デジタルライブラリー」で検索・閲覧できる。
1991~2000年度に送付を受けた論文約14万点をデジタル化し、そのうち著者から許諾を得た論文について、副論文・参考論文を除く主論文部分を公開した。
残りの約12万6000点については、国会図書館の施設内の端末で閲覧できる。一方、書誌情報や目次情報は、インターネット公開分も含む全14万点について、ウェブサイトの「国立国会図書館デジタル化資料」のコーナーで検索できる。また、インターネット公開分の1万4583点、館内公開分の12万6321点のリストをCSVファイルで公開している。
「国立国会図書館デジタル化資料」の「博士論文」のページ |
国会図書館ではこのほか、これまで館内で提供していたデジタル化資料のうち、2011年に著作権保護期間が満了したものや、著作権者の許諾が得られたものなど約5万3000点の図書・古典籍を、5月28日よりインターネットで公開する。
これにより、国会図書館が提供するデジタル化資料の総数は200万点を超え、インターネットから利用できるものは約40万点に増加する。
「国立国会図書館デジタル化資料」の提供数の推移 |
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(永沢 茂)
2012/5/15 17:23
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