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BSAが2011年の「違法コピー番付」、日本は違法コピー率の低い国第3位


 Business Software Alliance(BSA)は15日、ソフトウェアの違法コピーによる損害状況などをまとめた「BSA世界ソフトウェア違法コピー調査2011(違法コピー番付)」を発表した。全世界における2011年の損害額は634億5600万ドル(約5兆745億円)で、過去最大。

 国別の違法コピー率を見ると、最も低かったのは米国で19%だった。ただし、正規販売額416億6400万ドルに対して、違法コピー損害額が97億7300万ドルと規模が大きく、損害額でみるとワースト1位。

 違法コピー率の低い国2位はルクセンブルクで20%、3位が日本の21%。日本は前年は20%で、米国、ルクセンブルクと同率で1位だったが、違法コピー率が1%増加したことで3位に後退した。

 BSAでは、日本の利用者がインストールしたソフトウェアの5つに1つがライセンス違反であったことを示すものと指摘している。なお、損害額は18億7500万ドル(約1500億円)に上るという。

 一方、違法コピー率が高かった国は、1位がジンバブエで92%、2位がグルジアで91%、3位がリビアで90%。

 調査ではこのほか、日本のコンピューター利用者のうち、違法コピーを「いつも」「ほぼいつも」するとの回答は一部だったが、「ときどき」「まれに」も含めると、違法コピーを取得した人が39%に上ることが明らかになったという。

 この結果を受けてBSA日本担当共同事務局長の竹下千恵氏は、「もし消費者の39%がソフトウェアを万引きすると予告すれば、実行されるか否かに関わらず、当局は警察によるパトロールや罰則の強化によって対応するでしょう。ソフトウェアの違法コピーについても、これと同様の対応が求められているのです。組織的な教育や法律の厳格な適用が必要です」とコメントしている。

【お詫びと訂正 2012/5/16 11:10】
 記事初出時、日本の違法コピー率を「19%」と記載しておりましたが、正しくは「21%」です。お詫びして訂正したします。


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(永沢 茂)

2012/5/15 18:07