スマホやタブレットでのネット通販、平均支出は毎月5000円以上


 株式会社電通は21日、PC、スマートフォン(スマホ)、スマートタブレット(スマタブ)の利用実態調査の結果を公表した。調査は3端末を「スマート3兄弟」と名付け、普及率や満足度などについて聞いたもの。3月23~27日に実施し、15~59歳の7069人から有効回答を集めた。

 普及率ではPCが91%、スマホが29%、スマタブが7%という状況。スマホおよびスマタブの利用者の9割以上は、スマート3兄弟のいずれかの端末とセットで利用していた。特にスマタブ利用者では51%が、PCとスマホも併用していた。

 満足度についてはスマホが74%、スマタブが88%とどちらも高かった。スマホ利用者の79%は、買い替えるなら「次もスマホにする」と答えており、「未定」の17%、「ケータイに戻す」の5%を大きく上回った。

 「コンテンツ利用」と「ネットショッピング」に毎月支払っている金額の合計では、スマホが6600円(うちネットショッピングは5070円)、スマタブが1万1780円(うちネットショッピングが7980円)だった。

 スマホやスマタブを使ってネットショッピングで購入しているものとしては、「本・マンガ・雑誌」をはじめ、「洋服」「雑貨」「CD・DVD」と幅広かった。スマタブはスマホと比べて、「食品・飲料」の購入率が高いのが特徴的だとしている。

 また、スマホとスマタブではコンテンツ利用も多く、特にスマタブ利用者では「楽曲・PV」のダウンロード数は平均5.4曲(スマホは2.8曲)、「動画」のダウンロードが7.5本(スマホは2.0本)と利用が活発だった。


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(増田 覚)

2012/5/21 16:09