国会図書館など4機関、国内学術コンテンツに固有識別子を付与する「JaLC」
科学技術振興機構(JST)、物質・材料研究機構(NIMS)、国立情報学研究所(NII)、国立国会図書館(NDL)の4機関は28日、日本国内で発行される学術コンテンツの所在を一元的に管理し、それらの相互リンクを可能とする「ジャパンリンクセンター(JaLC)」の運営に関する覚書を締結した。
JaLCでは、電子化された日本国内の学術論文や書籍などの学術コンテンツに対して、国際標準の識別番号となるデジタルオブジェクト識別子(DOI)を付与し、書誌情報や所在情報(URL)などを一元的に管理する。各学術コンテンツはDOIに基づくURL(http://dx.doi.org/~)で恒常的なアクセスが可能となり、他の学術コンテンツとのリンクが容易になる。
JaLCは、3月15日に国際DOI財団から世界で9番目(日本では唯一)のDOI登録機関に認定されており、今後は4機関を中心に日本の学術コンテンツの発行・提供・流通に関わっている各機関の参加を求め、日本におけるDOIの普及と国内学術コンテンツの流通促進を図っていくとしている。
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(三柳 英樹)
2012/5/28 15:19
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