「Firefox 13」正式版が公開、スタートページと新規タブページを刷新


 Mozillaは5日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新版となるバージョン13の正式版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーには、数日中に自動更新が適用される。

 Firefox 13では、スタートページと新規タブページを刷新。スタートページには、ブックマークやオプションなどユーザーがよく使うメニューのボタンを配置。新規タブページには、最近開いたページやよく表示するページのサムネイル画像が表示されるようになった。

Firefox 13のスタートページFirefox 13の新規タブページ

 このほか、ブラウジングセッションを復元する際に選択しているタブのみを読み込み、バックグラウンドのタブはクリックされてから読み込むオプションを初期設定で有効とし、Firefoxの起動を高速化。GoogleやTwitterなどが対応している、ウェブページの読み込みを高速化するSPDYプロトコルも初期設定で有効化した。

 セキュリティ関連では、合計7件の脆弱性を修正。7件のうち4件は、脆弱性の重要度が4段階で最も高い“最高”に分類されている。

 Android版については、現在、抜本的な設計の見直しを伴う開発を行なっているため、前バージョンからセキュリティ問題の修正と安定性の向上のみを行ったマイナーバージョン(バージョン10.0.5)を公開。法人向けの延長サポート版(ESR)についても、同様にセキュリティ問題の修正と安定性の向上を行ったバージョン10.0.5を公開した。


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(三柳 英樹)

2012/6/6 12:23