財務省、職員PCのウイルス感染を確認、情報流出の可能性も


 財務省は20日、過去に複数の財務省職員用PCがウイルスに感染し、何らかの情報が外部に送信された可能性があると発表した。

 財務省によると、次期LANシステム導入に向け、昨今の政府機関への標的型メール攻撃などウイルス感染事案をふまえて、現行LANシステムのセキュリティ対策の総点検を実施したところ、過去にウイルス感染があったことが判明したという。

 ウイルスの感染経路は不明だが、既にウイルス感染したPCの回収や、送信先との通信を遮断するなど必要な措置は行ったと説明。こうした事態となったことを深くお詫びするとして、今後は関係機関と協力してさらに調査を勧めるとともに、セキュリティ対策の強化に取り組むとしている。


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(三柳 英樹)

2012/7/20 18:23