IIJ、ソーシャルアプリ向けクラウドサービスを強化
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は23日、ソーシャルアプリケーション向けのクラウドサービス「IIJ GIOソーシャルアプリ支援ソリューション」を発表した。同日より提供を開始する。
「IIJ GIOソーシャルアプリ支援ソリューション」は、ソーシャルアプリケーションやゲームコンテンツを開発・提供する顧客向けのクラウドサービスで、従来提供していた「IIJ GIOソーシャルアプリスタートアッププラン」を強化したもの。従来よりも高スペックな専用サーバーや高度な運用管理支援などを提供する。
具体的には、「IIJ GIO専用サーバサービス」と「IIJ GIOホスティングパッケージサービス」の2つをラインアップした。前者は、顧客専用サーバーを用意するサービスで、価格は、12コアの物理CPU、48GBメモリを提供するプランで月額7万8000円(税別)。また、メモリを144GBへ増強し、Fusion-ioの半導体ストレージ「ioDrive Duo」320GBを利用可能なプランが月額15万6000円(税別)。
一方「IIJ GIOホスティングパッケージサービス」では、12コア相当のハイスペックな仮想サーバーや、専用サーバーと同等の入出力性能を持つディスクオプションなど、ソーシャルアプリ向けに最適化された各種プランを利用できる。さらに、今後新たに契約する場合には、「IIJ GIO専用サーバサービス」とのプライベート接続にも対応する。
プランの例としては、CPU性能(コア相当)が0.5、1GBメモリ、帯域上限30Mbpsの「V10」が月額4000円(税別)。CPU性能が2、4GBメモリ、帯域上限80Mbpsの「V40」が月額1万4000円(税別)。CPU性能が12、24GBメモリ、帯域上限300Mbpsの「V240」が4万9000円(税別)、などとなっている。
また、ソーシャルアプリケーションに強みを持つ運用管理サービス事業者6社とのパートナーシップにより、運用管理支援サービスも提供する。このサービスでは、サーバーの稼働監視・障害原因の切り分け・障害復旧や、ソーシャルアプリケーションなどで重要となる、応答速度のきめ細やかな監視・迅速なサーバー増設の支援などを行うとのこと。
加えてIIJでは、「IIJ GIO専用サーバサービス」「IIJ GIOホスティングパッケージサービス」の月額費用を2カ月無償で提供するため、新規アプリケーションの開発期間や、公開直後に必要となる設備費用を節約できるとしている。
【お詫びと訂正】
初出時、「IIJ GIOホスティングパッケージサービス」の帯域上限の単位を誤って掲載しておりましたので、正しい記載にあらためました。お詫びして訂正いたします。
関連情報
(石井 一志)
2012/7/23 12:13
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