「Firefox 16」ベータ版公開、Android版は「リーダーモード」搭載
Mozilla Japanは、ウェブブラウザーの次期バージョン「Firefox 16」のベータ版を8月30日に公開したと発表した。デスクトップ版(Windows/Mac/Linux)が「Firefoxプレビューリリース」のサイトより、Android版がGoogle Playよりダウンロードできる。
デスクトップ版では、JavaScriptエンジンに「インクリメンタルガーベジコレクション」を導入。アニメーションの多いゲームなど、重い処理をしている時でも滑らかに動作するようにJavaScriptの応答性を向上したとしている。開発者向けの機能としては、Firefoxの開発者ツールへすばやくアクセスできる「開発ツールバー」の追加などを行った。
Android版では、ウェブページの本文を読みやすくする「リーダーモード」を搭載した。ニュースサイトやブログなどで広告などを取り除き、本文の写真とテキストのみを大きく読みやすいサイズの文字で表示するという。スマートロケーションバーに表示される本のアイコンをタップすると、リーダーモード表示になる。このほかの新機能としては、「Firefox Sync」を通じて、タブを他のデスクトップまたはモバイルデバイスに送信する「共有」メニューを追加したとしている。
「リーダーモード」(右)でのページ表示例(Mozilla Japanブログより画像転載) |
このほかMozillaでは、メールクライアントソフトについても、次期バージョン「Thunderbird 16」のベータ版を同じく8月30日に公開している。
なお、これらベータ版はテスト用に公開するもので、正式版のリリースは10月9日の予定だ。
関連情報
(永沢 茂)
2012/9/4 13:10
-ページの先頭へ-