Sophosのウイルス対策製品で誤検知発生、自身のプログラムファイルも隔離


 Sophosが提供するWindows用のウイルス対策製品で、日本時間の9月20日未明、ウイルスではない実行ファイルを「Shh/Updater-B」として誤検知するトラブルが発生したとして、同社がユーザーに謝罪している。

 Sophos Labsが日本時間の20日3時48分に配信した定義ファイルにより、アップデート機能を持つ多数のバイナリファイルが誤検知で隔離されてしまったという。該当するファイルの中にはSophos製品のプログラムも含まれており、「Sophos Autoupdate」が正しく機能しないなどの現象も発生した。

 この問題は日本時間の同日6時32分に配信した定義ファイルによって解消。誤検知による警告は出なくなっているとしており、Sophosでは対処・確認方法を説明している。

 Sophosによると、クリーンアップができないファイルを移動または削除するようユーザーが設定していない限り、この検出ではクリーンアップは行われず、隔離されるだけだという。クリーンアップできない場合のオプション設定を確認するよう求めている。


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(永沢 茂)

2012/9/21 14:23