Google、地域密着型ビジネス向け広告サービス「AdWords Express」開始
Googleは11日、地域密着型ビジネス向けのオンライン広告サービス「AdWords Express」を日本国内で開始した。
AdWords Expressは、地域密着型の店舗やサービスなどを主なターゲットに、Googleの検索キーワード連動型広告「AdWords」をより簡単に利用できるようにした広告サービス。AdWordsでは広告を掲載する検索キーワードなどを広告主自身が細かく指定できるが、AdWords Expressはこうした設定を自動化し、店舗やサービスの所在地に合わせて適切な広告を掲載できるようにする。
AdWords Expressの設定は、まず店舗やサービスの基本情報として住所や名称、電話番号、カテゴリーを登録する。カテゴリーは1700以上の業種があらかじめ用意されており、入力キーワードから連想されるカテゴリーを表示するサジェスト機能も備えている。登録したカテゴリーごとに広告文が作成できる(最大5つまで)。
これらの情報から広告掲載用の条件が自動的に設定され、「横浜市 植木屋」といった検索キーワードや、店舗周辺のユーザーなどに対して広告が表示されるようになる。広告は、PCおよびモバイルの検索結果画面と、Googleマップ上に表示される。広告費はAdWordsと同様にクリック時のみに発生し、広告主は1カ月の上限予算を設定する形となる。
AdWords Expressは、2011年7月に米国でサービス提供を開始。日本ではこれまでベータテストを実施してきたが、今回、正式サービスとして開始した。サービスの仕組みとしては、AdWordsのキャンペーン設定を自動化するフロントエンドのような形となっており、AdWords Expressで設定した広告メニューはAdWordsの管理画面からも確認できるが、変更などはできない。より詳細な設定を自分で行いたいユーザー向けには、AdWordsの利用を薦めていくという。
店舗の名称や住所、カテゴリーを指定 | 広告文を作成すると、自動的に適切なキーワードに広告が掲載される |
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(三柳 英樹)
2012/10/11 16:19
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