「さくらのVPS」でサーバー収容拠点を選択可能に、石狩/大阪リージョン


 さくらインターネット株式会社は、仮想専用サーバーサービス「さくらのVPS」において、サーバーを収容するデータセンター拠点を選択できるマルチリージョン対応を導入すると発表した。10月18日より提供を開始する。

 申し込み時に、石狩リージョンか大阪リージョンを選択できる。また、異なるリージョンに複数のサーバーを用意すれば、万が一のアクシデントや災害発生時に備えたバックアップとしての運用も可能だとしている。

 なお、さくらのVPSには、スペック違いで「1G」「2G」「4G」「8G」の4プランがあるが、今回のマルチリージョン対応は「1G」「2G」のみとなっている。この2つのプランであれば、石狩から大阪を選べる。「4G」「8G」は大阪リージョンのみだ。サーバースペックや料金はいずれのリージョンでも同一だが、利用開始後にリージョンを変更することはできない。

 さくらインターネットによれば、VPSに代表されるホスティングサービスでは場所を意識する必要がないことが特徴だったが、バックアップやディザスタリカバリ対策への意識の高まりから、場所を意識できることに意味が生まれてきたと説明している。

 マルチリージョン対応の開始を記念し、10月18日から2013年1月17日まで、「さくらのVPS 2G(石狩リージョン)」プランの申し込み者を対象に、初期費用無料キャンペーンを実施する。


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(永沢 茂)

2012/10/15 06:00