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ニコニコ静画が出版社124社と提携、“水増しなし”で電子書籍3万冊配信


ニコニコ静画(電子書籍)のトップページ

 株式会社ドワンゴと株式会社ニワンゴは17日、両社が運営する動画サービス「niconico」の電子書籍配信サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」で出版社124社と提携し、24日から有料コンテンツの配信を開始すると発表した。「ONE PIECE」など3万冊以上の電子書籍を配信する。

 ニコニコ静画(電子書籍)は、電子書籍の閲覧だけでなく、コメント投稿によりユーザー間で作品の感想を共有できるサービス。これまで、角川BOOK☆WALKERの作品を除いては無料コンテンツのみを配信していたが、新たに課金システムを導入して有料コンテンツを配信する。

本屋で平積みしているタイトルがほとんど揃う

 有料コンテンツはコミックを中心に、ライトノベルや写真集など約3万冊を用意。「ONE PIECE」(集英社)、「宇宙兄弟」(講談社)、「名探偵コナン」(小学館)、「図書館戦争」(角川書店)などがあり、決済には「ニコニコポイント」を使う。対応端末はPCのみで、近日中にiOSアプリ「ニコニコ静画(電子書籍)」にも対応する。

配信する有料コンテンツの一部

 ドワンゴ企画開発部長でニコニコ静画を担当する伴龍一郎氏によれば、配信コンテンツの約3万冊には「(楽天koboのように)青空文庫やWikipedia、楽譜は含まれていない」といい、コミックコンテンツの配信プラットフォームとしては日本最大級という。「本屋で平積みしているものはほとんどある。自分が欲しい本がなければ営業に行ってきます」。

 コンテンツの価格は「だいたい紙よりは安い。レンタルで提供するものもある」という。

ニコニコ静画(電子書籍)をPCブラウザーで閲覧したイメージ

仮想通貨「ニコ書券」によるアプリ内課金に対応

 有料コンテンツの配信に伴い、iOSアプリ「ニコニコ静画(電子書籍)」も“書店”としてリニューアルする。ユーザーインターフェイスを刷新するほか、仮想通貨によるアプリ内課金に対応した。こうしたストア機能を活用し、アプリ内公式ストア第1弾として「ジャンプコミックストア」をオープンする。

 アプリ内課金を利用するには、あらかじめApp Storeにて「ニコ書券」(500pt、1000pt、2000pt、3000pt、5200pt、8500pt)を購入する必要がある。ニコ書券は1ポイント(pt)=1円で、iOSアプリ内でのみ使用可能。

 このほか、24日の有料コンテンツ配信の開始に合わせて、ニコニコ静画(電子書籍)の書籍ビューアーでブロマガ記事の閲覧が可能となる。これまではePUBデータの閲覧が可能な電子書籍ビューアーをダウンロードする必要があったが、今後はニコニコチャンネルで購読しているブロマガの記事をniconicoサイト上で閲覧できるようになる。


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(増田 覚)

2012/10/18 06:00