Amazon「Kindle」を日本でも11月発売、「Kindleストア」は10月25日オープン
「Kindle Paperwhite」「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」の3機種
Amazon.co.jpは24日、電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」と、タブレット端末「Kindle Fire HD(7インチモデル)」「Kindle Fire」の日本国内での予約販売を開始した。出荷開始予定は、Kindle Paperwhiteが11月19日、Kindle Fire HDとKindle Fireが12月19日。また、日本向けの「Kindleストア」も10月25日にオープンする。
製品ラインナップは、Kindle PaperwhiteがWi-Fi版とWi-Fi+3G版、Kindle Fire HDとKindle FireはWi-Fi版のみ。価格は、Kindle PaperwhiteのWi-Fi版が8480円、Wi-Fi+3G版が1万2980円。Kindle Fire HDの16GBモデルが1万5800円、32GBモデルが1万9800円。Kindle Fireが1万2800円。
Kindle Paperwhite | Kidle Fire HD |
●「Kindle Paperwhite」は3G版も発売、「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」も
「Kindle Paperwhite」は、内蔵型フロントライトの電子ペーパーディスプレイを採用した電子書籍リーダー端末。Kindleの従来モデルに比べて画素数は62%向上(212ppi)、コントラストは25%向上したとしている。
本体サイズは169×117×9.1mm。重量は213グラム(Wi-Fi+3G版は222グラム)。内蔵ストレージ容量は2GB。Wi-FiはIEEE 802.11b/g/nに対応する。Wi-Fi+3G版は、NTTドコモを通じて無料で3G接続が可能(接続は国内のみ)。回線料金はAmazonが負担するため、月額料金の支払いや年間契約などは必要ない。
「Kindle Fire HD」は、7インチ(1280×800)の液晶ディスプレイを搭載するAndroidタブレット端末。Amazonの本や漫画、アプリ、ゲーム、音楽などのコンテンツなどのほか、インターネット接続やメールが利用できる。
本体サイズは193×137×10.3mm。重量は395グラム。プロセッサーにはTIのOMAP4460(1.2GHz、デュアルコア)を採用。内蔵ストレージ容量は16GBまたは32GB。無線LANは2.4GHzと5GHz(IEEE 802.11a/b/g/n)に対応し、デュアルアンテナのMIMOをサポートすることで高速化した。前面にはHDカメラを備え、Skypeでのビデオ通話に対応。Bluetooth、MicroHDMI端子も備える。
「Kindle Fire」は、7インチ(1024×600)の液晶ディスプレイを搭載するAndroidタブレット端末。本体サイズは189×120×11.5mm。重量は400グラム。内蔵ストレージ容量は8GB。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応する。
●日本版「Kindleストア」は10月25日オープン
10月25日には、Amazon.co.jpで「Kindleストア」がオープンし、日本語の電子書籍が販売されるとともに、iPad、iPhone、Android向けのKindleアプリが提供される。
日本版のKindleストアには、角川グループパブリッシング、幻冬舎、講談社、小学館、新潮社、文藝春秋など多数の出版社が参加し、日本語電子書籍を5万タイトル以上提供。オリコン週間“本”ランキングのBOOK(総合)、文庫、コミック、各部門の上位の多くのタイトルをカバーしたとしている。
タイトルの中には、合計1万5000を超える漫画タイトルと、日本の名作などの無料の日本語書籍1万タイトル以上が含まれる。ストア全体では、英語やその他言語の海外のベストセラーを含め、合計140万タイトルを超える品揃えを提供する。
書籍のラインナップとしては、「光圀伝」(冲方丁著)、「ツナグ」(辻村深月著)など最新の人気書籍や、漫画でも「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ著)、「マギ」(大高忍著)など人気作品を提供する。
また、「新世界より」(貴志祐介著)の特別限定版や、「人生がときめく片づけの魔法2」(近藤麻理恵著)、「新宿鮫」(大沢在昌著)シリーズ全巻などをKindleストアで先行・独占販売。11月2日発売予定の「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズ最新刊の独占先行予約も、Kindleストアオープンと同時に開始する。
関連情報
(三柳 英樹)
2012/10/24 15:30
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