FirefoxのサイドバーにFacebook Messenger統合、「Social API」のテスト開始
Mozillaは、ウェブブラウザー「Firefox」の最新ベータ版において、「Social API」のテストを開始した。現在は「Facebook Messenger」をサイドバーとしてFirefoxに表示する機能をテスト公開している。
Social APIは、Firefoxの次期バージョンで搭載する予定の新機能で、ソーシャルサイトとの連携機能をFirefoxに統合するためのものだ。いちいち各ソーシャルサイトのページをタブで開かなくても、ブラウザーの機能としてソーシャルサイトからの通知を表示したり、閲覧中のページを共有するといった連携が可能になる。今回、その最初のテストとしてFacebookと連携するかたちだ。
Social APIによるソーシャルサイドバーの表示例(Mozilla公式ブログより画像転載) |
Firefoxの最新ベータ版で通常どおりFacebookを訪問すると、FacebookをFirefoxに統合するかどうかの確認が出るため、これを許諾すればインストールされる。以降、Firefoxにはソーシャルサイドバーが表示され、閲覧中のサイトを離れることなく、Facebookのチャット内容などを確認できるようになる。
なお、Mozillaでは、Social APIは特定のソーシャルサイトに依存するものではなく、さまざまなウェブサービスでの対応が可能だと説明。Social APIのウェブ標準を目指すとともに、今後、ソーシャルプロバイダーのパートナーが増えることを期待しているという。
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(永沢 茂)
2012/10/24 17:36
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