Google、音楽サービスでユーザー保有曲と販売楽曲のマッチングサービスを提供


 米Googleは30日、アプリやコンテンツの販売ストア「Google Play」の音楽サービスで、自分が保有している楽曲をクラウド上へアップロードする時に、販売している楽曲とマッチングし、マッチした楽曲はアップロード不要とするサービスを提供すると発表した。

 Google Playでの音楽サービスは、ストアでの楽曲購入のほか、自分が所有している楽曲ファイルを2万曲まで無料でアップロードでき、クラウド上から再生できる。Googleでは、このアップロードにおける新機能として、ユーザーが保有している音楽ファイルをスキャンして、Google Playで販売している楽曲とマッチングし、合致した楽曲についてはアップロードを不要とし、自動的にユーザーのオンラインライブラリに登録する機能を提供する。

 Googleでは、11月13日からヨーロッパ(英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン)でGoogle Playの音楽サービスを開始することを発表。アップロード楽曲のマッチング機能も、11月13日にヨーロッパで開始し、その後、米国で提供するとしている。

 また、Google Playで販売するコンテンツの拡充についても発表。20世紀フォックスが提供する映画やテレビ番組、Timeが提供する雑誌、Warner Music Groupが提供する音楽がそれぞれ販売コンテンツとして加わり、カナダ、英国、フランス、スペイン、オーストラリアでも映画の購入が可能になった。


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(三柳 英樹)

2012/10/30 18:18