Google Chrome最新安定版、動画再生時のバッテリー寿命が長持ちに


 グーグル株式会社は7日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるバージョン23.0.1271.64をリリースした。既存ユーザーに対しては、自動的にアップデートが適用される。

 Windows向けでは新たにGPUアクセラレーションに対応した動画デコーディングが可能になった。これにより、コンピューターのCPUを用いて動画を再生した場合よりもバッテリーの消耗を大幅に抑えられるという。グーグルが社内でテストを行ったところ、GPUアクセラレーションに対応した動画デコーディングが有効の場合、バッテリー寿命が25%伸びたとしている。

 最新安定版ではさらに、現在地情報やカメラとマイクへのアクセスなどの許可を必要とするサイトを個別に管理できるようになった。これにより、毎回設定ページを開いて作業しなくて済むようになる。

 このほか、ユーザーのサイト閲覧行動を追跡するトラッキングを拒否できる「Do Not Track」申請をサイトに送信できるオプションを追加。ただし、トラッキング拒否の申請が受け入れられるかどうかはサイトにより異なる。


関連情報

(増田 覚)

2012/11/7 14:08