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ACCESS、EPUB制作支援ソリューションを提供開始

 株式会社ACCESSは11日、EPUB対応の電子書籍コンテンツの作成を容易にする「EPUB制作支援ソリューション」の提供を開始した。

 EPUB制作支援ソリューションでは、HTMLタグをベースとした記述言語で制作された活字コンテンツのEPUB形式への変換や、JPEGなどで制作されたコミック画像コンテンツのEPUB固定レイアウト形式への変換に対応。将来的なEPUB仕様の拡張を考慮し、バージョンの異なるEPUBコンテンツ間の変換に対応することで、コンテンツの再利用性を確保できるとしている。

 制作支援ツールとしては、「EPUBコンバータ」とEPUBコンテンツを確認するためのビューアー「NetFront BookReader EPUB Edition(Android版)」を提供。出版社やコンテンツ制作会社は変換元のマスターファイルを管理し、「EPUBコンバータ」のパラメーターを設定するだけで、期待する形式のEPUBファイルを出力できる。「EPUB電子書籍制作サポートサービス」もオプションで用意し、電子書籍制作の専門知識がなくても利用できるとしている。

 また、EPUBコンテンツを画像やPDFへ変換するソリューション「EPUB PreRenderer」の提供も11日に開始。「EPUB PreRenderer」は、EPUBコンテンツのレンダリング処理をすべてサーバー側で行うことにより、クライアント側のレンダリング処理の負荷を軽減し、汎用的なウェブブラウザーをビューアーとして用いることができるため、マルチデバイス、マルチディスプレイで統一したレンダリング結果が閲覧できる。

(三柳 英樹)