旅行中は一時的なメールアカウントの利用を、ノートンが年末向けアドバイス

　株式会社シマンテック ノートン事業部は、年末の旅行者に向けたセキュリティ面でのアドバイスを発表した。

　旅行の出発前のアドバイスとしては、旅行中に使用する一時的なメールアカウントを作成して、予約や無料のWi-Fiアカウントなどに利用することで、スパムメールや重要度の低いニュースレターなどが通常のアカウントに送信されないようにすることを推奨している。このほか、自宅のすべてのデバイスの電源を切りパスワードで保護すること、SNSのプライバシーレベルを上げること、スマートフォンやタブレット端末を保護するためにセキュリティ製品を使用することを挙げている。

　旅行中のアドバイスとしては、無料のWi-Fiスポット利用時には細心の注意が必要だとして、セキュリティで保護されていないオープンなアクセスポイントでは、第三者が利用者のアカウントにアクセスする可能性があると指摘。また、ウェブサイトに金銭関連の情報を入力する際には、ブラウザーに南京錠のマークが表示されているかを確かめること、共有のPCを使い終わったら必ずサインアウトすること、デバイスの盗難に備えて写真はクラウド上のストレージにアップロードしておくことをアドバイスとして挙げている。

　帰宅後のアドバイスとしては、一時的なメールアカウントを使用したときや、海外の情報の購読に登録したときは、必要がなくなった購読を停止し、アカウントを削除することを推奨している。また、旅行中に使用したすべてのサイトとサービスのパスワードを変更し、強力な新しいパスワードを使うことでアカウントの安全性を維持することも薦めている。