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MSがIntel版「Surface Windows 8 Pro」を2月9日発売~Win7アプリも実行可能

 米Microsoftは22日、同社開発のIntel版タブレット端末「Surface Windows 8 Pro」を米国とカナダで2月9日に発売すると発表した。

 また、ARM版タブレット端末「Surface Windows RT」についても、既に発売されている国以外に新たにEUの13カ国で発売することも併せて発表した。

 「Surface Windows 8 Pro」の発売日は、RT発売の約90日後とされていた。RTは2012年10月26日に発売されたことから、Surface Pro発売日は当初予定よりも大幅に遅れたこととなる。

 CPUにIntel Core i5プロセッサーを搭載し、「タブレット端末でありながらラップトップのパワーとパフォーマンスを提供する」としている。価格は899ドルからで、SSD容量が64GBと128GBのモデルが用意される。なお容量については、システムソフトウェア用に割り当てられたストレージスペースは利用できない。

 「Surface Windows 8 Pro」は、ARMプロセッサーを搭載している「Surface Windows RT」と異なり、Windows 8アプリケーションだけでなく、既存のWindows 7対応デスクトップアプリケーションを動作させられることが大きな特徴だ。

 外寸は275×173×13mm、RTよりも解像度の高い10ポイントマルチタッチ対応の10.6インチクリアタイプフルHD液晶(1920×1080ドット)、Wi-Fi、Bluetooth 4.0、前後面に720p HDカメラ、USB 3.0、micro SDXCスロット、光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、コンパスを搭載している。

 Surface Windows 8 Proは、2月9日に米国とカナダにあるすべてのMicrosoftリテイルストア、「microsoftstore.com」、米国内のStaplesとBestbuy、またカナダ内の数か所で発売される。

 また、既に発売されているSurface Windows RTに新SKUとして64GBカバーなしバージョンが提供されることになった。これでキーボードを必要としないユーザーがより安価に購入できるようになった。またキーボードカバー色も三色追加されている。

(青木 大我 taiga@scientist.com)