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「2月は情報セキュリティ月間」、IPAやセキュリティ企業が対策を呼び掛け

セキュリティ普及促進委員会が配布するポスター

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1日、2月の「情報セキュリティ月間」に合わせて、IPAが公開しているセキュリティ対策のためのコンテンツを紹介し、セキュリティ対策の実施を呼び掛けた。

 政府では、2010年度から2月を「情報セキュリティ月間」とし、官民の連携により情報セキュリティに関する普及啓発強化の取り組みを行なっている。

 IPAでは、個人向けにPCの状態をチェックする「MyJVNバージョンチェッカ」や、テーマごとにセキュリティ対策を解説した「IPA対策のしおり」シリーズ、法人向けには新入社員向けに基本的なセキュリティ対策を紹介するコンテンツや、中小企業向けのセキュリティ対策学習ツール、システム担当者や開発者向けのコンテンツやツールを公開しており、これらの活用を呼び掛けている。

 また、警察庁や総務省、経済産業省などの関係省庁と、国内のセキュリティや通信に関連した団体、民間企業のコンテンツを集約した情報セキュリティポータルサイト「ここからセキュリティ!」を公開した。

 IPAとシマンテック、トレンドマイクロ、マカフィー、経済産業省が共同で運営している「セキュリティ普及促進委員会」では、情報セキュリティ月間に合わせてセキュリティ対策の周知を目的にポスターを作成。2月上旬より5万枚を、全国の小中学校を中心とした教育機関や家電量販店を対象として、関係団体を通じて配布する。

(三柳 英樹)