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「Google+サインイン」発表〜Googleのパスワードでサービスやアプリにログイン

 米Googleは26日、Google+の資格情報でログインできる「Google+サインイン」を発表した。

 すでによく見かける、Facebook ConnectやTwitterによる認証とよく似ている。なお、Facebookは2008年、Twitterは2010年からOAuthを使用してサインイン機能を提供しており、Googleは遅れて両社を追うこととなる。

 Google+サインインはデスクトップとモバイルとのシームレスな連携、Google+データのアプリでの利用、「できるだけ適切な」共有、といった理想的なサインインサービスを目指している。

 今日の公開時点でGoogle+サインインを利用できるサービスやアプリはまだ数社だ。しかし、開発者向けドキュメントが公開されており、開発者はすぐにでもアプリやサービスで利用開始できる。プラットフォームはAndroidに限定されず、iOS、ウェブでも使用可能だ。

Google+サインインの利用イメージ

 ユーザーから見た利用方法は、これまでのFacebookやTwitterと特に変わったところはない。Googleの資格情報を使ってサインインすると、Googleアカウントで使いなれた2段階認証などのセキュリティー機能も同時に利用できる。

 サインインした後、どのサークルまたは誰にどのような情報を共有するかを選択する。何も共有しない設定も可能だ。Google+では、Facebookでしばしば批判されるように何でも共有してしまい、フィードをあふれさせてしまうといういった情報掲示は避ける方針で、アプリアクティビティー情報は「適切な時にのみ」ストリームに表示されるとしている。

 共有された情報は、「インタラクティブポスト」ストリームに表示されるのも特徴だ。単なる受動的な画像や動画共有だけでなく、購入したものやレビューなど、ストリームから直接アプリ体験をアプリ内で共有できるという仕組みだ。

 さらにアプリ開発者のメリットとして、ユーザーの利用状況を統計によって確認でき、利用者の満足度を高めていくことが可能となっている。

 また、デスクトップでアプリやサービスにサインインした場合、そこから自分のAndroid端末を選択することによって、即座にモバイルアプリのインストールが完了するのも大きな特徴だ。つまりGoogleアカウント、Google+の連携によって、デスクトップとAndroid端末がシームレスに連携している。

 Google+でサインインするということは、Googleアカウントの様々な情報をサービスやアプリ開発者に提供することにもなる。それでユーザーは犯罪に十分注意する必要がある。アプリに共有を許可する情報には十分に注意を払う必要がある。また偽のGoogle+サインインに決してだまされない注意も必要だろう。

 今回のサービス開始で1つ興味を引くのが、Google+アクティブユーザーの実態が可視化されることだ。これまでGoogle+とFacebook、Twitterとを比較して規模を推測する分析は様々なデータがあり、適切な位置付けが難しい状況だった。Google+サインインによって、少なくとも各アプリの開発者たちは、自分の利用者層に関してはどのSNSが人気なのかを知ることができるようになるだろう。

(青木 大我 taiga@scientist.com)