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「MapFan」スマホ版サイト、正確なバス停位置とバス系統ルートを地図表示
(2013/3/21 14:58)
インクリメントP株式会社は21日、地図サイト「MapFan」のスマートフォン版において、公共交通機関に対応した乗換案内機能を追加したと発表した。目的地までの電車・バスの乗り換えルートを検索し、徒歩区間を含めて地図上に表示できる。
MapFanのスマートフォン版サイトは、Android 2.2以降とiOS 4.0以降(iPadは非対応)に対応しており、基本機能は無料で利用可能。渋滞情報をはじめとした各種便利機能は月額315円のプレミアム機能として提供される。
従来、経路検索機能で選択できる移動手段は「クルマ」「徒歩」「自転車」の3種類だったため、日本で一般的によく利用される公共交通機関を使うルートの検索ができなかった。それが今回、移動手段として「クルマ」「徒歩/自転車」「徒歩+電車+バス」の3種類から選択できるようになった。ただし、バスが対応しているのは今のところ一部エリアに限定されている。
検索時には、日時(現在時刻、出発、到着、始発、終電)、優先順(早い順、安い順、乗り換えが少ない順)、徒歩速度、有料特急やバスの使用の有無といった条件を指定可能だ。
さらにバスに関しては、ごく一部のエリアを対象としたベータ版段階だが、周辺のバス停の検索・表示と、バスルートの表示に対応した。バス路線を系統別に色分け表示するため、どのバス停からどういうルートを通ってどこへ行けるのかが直感的に分かるとしている。
乗り換えルートのナビゲーション画面では、バスルート区間でも現在位置が表示されるため、不案内なエリアでバスに乗る際にも、今どこを通っているかといったことや降りるバス停までどれぐらいあるかといったことも把握できる。
渋滞情報も地図上に同時に表示可能だ。乗り換えルートの所要時間には渋滞状況は考慮されないものの、バス路線を選択する際やバスに乗った後に渋滞に巻き込まれた時に判断材料になる。
なお、バスルート表示、渋滞情報はプレミアム機能での提供となる。このほかプレミアム機能としては、駅やバス停の時刻表、駅出口情報、乗り替えに便利な車両位置情報、マイルート登録、検索結果の1本前・1本後を見る機能などがある。
インクリメントPによると、ピンポイントで正確なバス停の位置を保持している地図データはこれまでまとまったものがなく、同社が1カ所ずつ現地で確認していったという。あわせて、バスルートも地図上の道路にきちんと沿って表示できるよう同社でデータを整備した。現在、ベータ版として東京都営バスの主要29路線のみで先行対応しており、ユーザーの利用状況などを見ながら対応エリアの拡大を検討する。
【お詫びと訂正 2013/3/22 12:20】
記事初出時、周辺バス停検索について、有料のプレミアム機能としていましたが、これは誤りで、無料で利用できる機能です。お詫びして訂正いたします。