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米Apple、英語圏の一部で「Apple ID」に2段階認証を導入〜日本は今後対応

 米Appleは21日、Apple IDにて2段階認証サービスを開始した。現在対応する国のユーザーが「My Apple ID」ウェブサイトを訪問すると、手続きの詳細が表示される。また関連するサポート情報も公開されている。

 現時点でこのサービスが利用できるのは米国、英国、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランドの5カ国のみ。Appleでは、「その他の国は、時間をかけて追加されていきます。自分の国が追加されると、My Apple IDにサインインしたときに「私のApple IDを管理する」ページの「パスワードとセキュリティ」セクションに2段階認証プロセスが自動的に表示されます」と説明している。

 Apple IDの2段階認証では、「iPhoneを探す」アプリの通知機能、またはSMSを受信できる端末が最低でも1台以上必要で、この端末で4桁の認証コードを受信する。また別途、印刷して保管するための14桁のリカバリーキーも発行される。これは端末またはパスワードを紛失した時に、アカウントを復旧するための最終手段であり、安全な場所に保管しておくように推奨されている。なお認証に使用する電話として、固定電話またはVoIP電話は使用できない。また、2段階認証を設定していても、後で取り消すことが可能だ。

 Apple IDに関しては2012年、米国のテクノロジーライターがハッキング被害に遭ったことが大きな話題となった。その時には、サポートセンターの人間を騙す手口で芋づる式に様々なサービスのIDとパスワードが盗まれ、AppleのiCloudアカウントにアクセスされただけでなく、Mac本体が遠隔消去されてしまう事態に陥った。

 なお、米Googleは2010年9月にGoogle Apps利用者に、また2011年2月にGoogleアカウントに2段階認証を導入している。

(青木 大我 taiga@scientist.com)