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Hulu、PCブラウザー版のユーザーインターフェイスを一新

 フールージャパンLLCは、月額980円でドラマや映画などが見放題の動画配信サービス「Hulu」のPCブラウザー版ユーザーインターフェイス(UI)を一新すると発表。新UIは4月2日より順次適用される。

 新UIでは、従来のUIよりも画像を大きく押し出し、文字情報を減らすことでより視覚的に作品が選べるようにした。これまでと同様に「視聴中の動画」「新着動画」「人気作品」「おすすめ」などのカテゴリーから視聴作品を選べるが、最初に表示される作品数が従来のカテゴリーあたり5作品から、9作品に増やされた。

新UIでは、従来より画像を大きく押し出すデザインを採用。また、動画再生までの操作ステップをできる限り少なくした

 再生プレイヤー画面も大きくなり、フルスクリーン再生でない場合も、従来より大きな画面で作品を視聴することができる。

 ナビゲーション機能も改良。画面左上の「ブラウズ」より映画やテレビ番組を「新着順」「人気順」「ジャンル」「地域」などでソートし、より多くの作品を一覧できるようになった。従来通り、検索バーに視聴したい作品名や、出演俳優名などを入力して検索することもできる。

 新たに「特集トレイ」が設けられ、Huluスタッフが特定のテーマに合ったお薦めの作品を紹介する。新UIが提供される4月2日時点では「カンフー特集」や「子どもと一緒に見たい名作」などの特集が用意されている。特集トレイは不定期ではあるが、少なくとも月に1度、1テーマ程度は入れ替えてシーズンにあった作品を紹介していきたいとしている。

 なお、新UIは順次適用され、近日中に全ユーザーが利用できるようになるが、Hulu会員であれば、ログイン後に<http://new.hulu.jp>へアクセスすることで、すぐに新しいUIを利用することができる。

 新UIは米国で導入し好評だったことを受けて、日本でも導入したもの。Huluでは、基本的なデザインは米国に沿った形になるが、機能単位では各国ごとのローカライズも行なっており、日本ではAndroidタブレットでキッズロック機能(子供向け作品をまとめたカテゴリー『キッズに人気』以外のコンテンツへのアクセスをブロックする機能)が利用できるが、キッズロック機能は日本ユーザーの声を反映して搭載したものだという。

従来の画面。「新着順」などカテゴリーごとに横1列、5作品表示されていた。
新しいユーザーインターフェイスでは、「新着順」などカテゴリーごとに9作品が表示されるようになった

(工藤 ひろえ)