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IP電話とソーシャルゲーム、ともにLINEが人気――MM総研調査

 MM総研は、IP電話やメールアプリ、ソーシャルゲームの利用動向をまとめた調査結果を発表した。調査は3月15日~18日、Web上でのアンケートで実施され、個人のスマートフォンユーザー4418人(15歳~69歳)が対象となっている。

IP電話アプリの人気

 IP電話アプリに関する調査では、人気アプリや利用する理由、通話相手などが明らかになっている。

 過去3カ月間に利用したIP電話/メールアプリについては、LINEが49.8%、Facebookが28.9%、Skypeが20.4%となり、LINEが他のサービスを引き離して、高い人気を得ていることがあらためて浮き彫りになった。LINEの競合として登場したカカオトークは5.2%、commは4.3%で、利用率は今ひとつ。このほか、Google+が6.7%、Viberが5.5%、050plusが3.1%となっている。

 こうしたアプリを利用する理由として、利用者2759人を対象にした設問では「お得だから」が53.8%、「便利だから」が43.7%、「周囲が利用しているから」が22%となった。逆に利用していないユーザーからは「必要性がないから」が53.4%、「面倒だから」が28%、「個人情報などのセキュリティに不安があるから」が21.9%といった理由が挙げられている。

 コミュケーションする相手としては、友人(65.4%)や家族(53.1%)が大半で、このほか恋人(16%)、仕事関係(15.4%)などとなっている。

ソーシャルゲーム、6割が利用せず

 一方、ソーシャルゲームについては、「利用したことがない」という回答が59.6%と最も多い。利用したことがあるユーザーの中では、LINE(22.4%)、GREE(13.1%)、mobage(11.7%)などとなっている。ゲームタイトルでの人気順については、「LINE POP」「LINEバブル」「パズル&ドラゴンズ」という順で多いとされている。

 こうしたソーシャルゲームユーザーのうち、実際に課金している、有料コンテンツ購入者は12%(195人)で、1カ月間の購入金額の平均値は1896円となった。

 このほか同調査では、ソーシャルゲームを利用する場所、他のゲーム機とあわせたプレイ時間なども明らかにされている。

(関口 聖)