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ヤフー、スマホ活用型の電子チケット流通サービス「PassMarket」開始

 ヤフー株式会社は12日、電子クーポンおよびチケットの販売プラットフォーム「PassMarket」のサービスを開始した。数人〜数万人規模でのチケット販売に加え、イベント告知ページの作成などもサポートする。チケット購入にあたっての発券手数料などは原則として無料。また、イベント主催者側のシステム使用料はチケット代金の約5%としている。

「PassMarket」のウェブサイト

 PassMarketでは、イベントの参加者側・主催者側ともにスマートフォンを活用している点が特徴。参加者はスマートフォンで直接購入手続きを行い、画面に表示させたQRコードをチケット代わりにすることができる。iOS 6のPassbook、紙への印刷(PDF表示)にも対応する。

 チケットの購入にあたっては、Yahoo! JAPAN IDが必要。決済にはクレジットカードもしくはYahoo! ウォレットが使用できる。

 一方、イベント主催者側には参加者受付・管理アプリを提供する。市販のiOS/Android端末で動作するため、専用QRコードリーダーなどを準備する必要がない。スタッフの権限に応じた機能制限や、オフライン状態でのチケット受付も可能という。

 チケット販売にあたっては、購入枚数制限をはじめとした再販防止設定が行える。ヤフーに支払う手数料は、チケット1枚ごとに販売額の約5%。その他の初期契約費用やイベント登録料はかからない。無料チケットであれば、約5%の手数料も不要となる。

 なお、現時点では個人でのチケット販売(イベント主催)は未サポート。販売を希望する場合、問い合わせフォームを通じての個別対応となる。ただし、夏をめどに機能拡張を行い、Yahoo! JAPAN IDを持っているユーザーであれば誰でもチケットが販売できる体制にしたいという。

 PassMarketは、ソフトバンクグループ企業の全社員を対象とした新事業提案制度「ソフトバンクイノベンチャー」で事業化されたサービスの第3弾。同制度では2012年度に約1200件の応募があり、うち7件が審査を通過している。

(森田 秀一)