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マイクロソフトの月例更新プログラムに不具合、アンインストールを推奨

 日本マイクロソフト株式会社は、日本時間4月10日公開の「MS13-036」で提供したセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)「KB2823324」を適用した場合、特定の環境下でWindowsが正常に起動しないなどの問題が発生することを明らかにした。

 マイクロソフトが4月の月例セキュリティ情報として公開した「MS13-036」は、カーネルモードドライバーの脆弱性に関するもの。脆弱性の最大深刻度は、4段階で上から2番目の“重要”。MS13-036については修正パッチが2件公開されたが、このうちの1件であるKB2823324に問題があることが確認された。

 KB2823324を適用した場合、現時点ではKaspersky製品を利用している環境で不具合が発生することが確認されている。KB2823324は、Windows 7/VistaおよびWindows Server 2008 R2/2008に適用されるもので、その他のOSには影響がない。

 マイクロソフトでは、KB2823324のWindows Updateによる配信やダウンロードセンターでの公開を停止。多くのユーザーには不具合は発生していないとしているが、既にKB2823324を適用済みの場合にはアンインストールすることを推奨している。

(三柳 英樹)