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Amazon、Androidアプリストアを世界約200カ国で展開

 米Amazon.comは17日、Android向けアプリの配信ストア「Amazon Android アプリストア(Amazon Appstore)」を世界の約200カ国に拡大すると発表した。

 Amazon Android アプリストアは、Amazonが販売しているタブレット端末「Kindle Fire」から利用できるほか、各種のAndroid端末から利用できる。これまでは、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、日本の7カ国で展開してきたが、今後数カ月以内に新たに展開する国には、オーストラリア、ブラジル、カナダ、メキシコ、インド、南アフリカ、韓国のほか、パプアニューギニアやバチカン市国といった国々も含まれるという。

 既に登録しているアプリの開発者がグローバル配信を希望する場合、アプリは自動的に世界各国で販売可能になる。

 Amazonでは、開発者は1-Click購入やアプリ内課金用API、Kindle Fire向けのゲームプラットフォーム「GameCircle」などが利用できることで、Kidle FireとAmazon Android アプリストアを通じて、より確実な収益性とユーザーの積極的関与を体験していると説明。Amazonのアプリ内課金を利用している500以上のゲームに関する調査では、GameCircleを使用しているゲームは、使用していないゲームに比べてユーザー1人あたりの平均収入が83%多かったとしている。

(三柳 英樹)