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「Twitter for Mac」が約2年ぶりアップデート~日本語対応でRetinaディスプレイもサポート

 米Twitterは25日、「Twitter for Mac」バージョン2.2を公開した。2011年6月1日以来、約1年11カ月ぶりのリリースとなる。Mac OS X 10.6以降に対応し、Mac App Storeから無料でダウンロードできる。

 新バージョンの注目点として、待ち望まれていたRetinaディスプレイがサポートされたこと、また特に日本のユーザーにとっては、日本語がサポートされたことが挙げられる。

 これまでのTwitter for Macは英語のみをサポートしていたが、今回日本語を含む新たに14言語をサポート。ツイートコンポーザーも改善され、左下のカメラアイコンをクリックすると、「pic.twitter.com」に直接写真を投稿できるようになった。これまで通り、デスクトップから写真をドラッグ&ドロップすることもできる。

 アプリのアイコンも、新しいTwitterロゴに合わせて変更されている。これまでの旧バージョンでサポートされていた複数アカウントやタイムラインのサポート、Command+Nでツイートできるキーボードショートカットなどもそのまま利用できる。

 Twitter for Macについては今後も開発を続け、さらに改良していくとしている。

 米TwitterのOS Xクライアントに関しては、長期間アップデートされないことに注目が集まっていた。2011年6月1日のバージョン2.1.1公開以来バージョンアップがないため、2012年秋にはOS Xクライアントのアップデートを打ち切り、Twitterがウェブ版への移行を促すのではないかとの噂が流れていた。

 しかし、今回米Twitter公式ブログで発表を行ったTwitter for MacのテクニカルリーダーであるBen Sandofsky氏は、「iOSを一休みして、Twitter for Mac開発をフルタイムで行うことになった」とツイートしている。そのため、Twitterがこれまでの戦略を変更し、OS Xクライアントの開発に本腰を入れる可能性が高くなってきた。

 現在Twitter for Macは、日本のMac App Storeで全アプリ中6位にランクインしている。

(工藤 ひろえ/青木 大我 taiga@scientist.com)