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ウェブの文字情報をラジオ番組化して聴ける音声合成スマホアプリ「Oto-Latte」

 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所は14日、スマートフォン向け音声合成アプリ「Oto-Latte(オトラテ)」のiOS版を公開した。ウェブ上のニュース記事などのテキストコンテンツを音声合成で再生し、ラジオ番組のようにして聴くことができる。iOS6以上に対応しており、App Storeより無料でダウンロードできる。

 コンテンツ提供元としては現在、「ニュース」「テクノロジー」「エンタメ」「ライフスタイル」というジャンルで、「時事通信ニュース」「まんたんウェブ」「GIZMODO」「ITmedia News スマート」「nanapi」など6社/11コンテンツが対応。ユーザーは、好みのコンテンツを選んでリストに並べていくだけで、自分専用のラジオニュース番組としてコーナー編成して登録しておける。ユーザーが作成する番組のほか、「通勤オトラテ」「Tech News」などの番組もプリセットされている。

 番組を再生すると、各コーナーの最初に、例えば「最新の時事通信のニュースをお伝えします」といったコメントとともにジングルが鳴る。各記事の読み上げ中はいかにもニュース番組風のBGMが流れるほか、次の記事に行くタイミングでも同様にニュース番組によくあるような効果音が鳴る。コーナーの最後には、「以上、最新の時事通信のニュースでした」といったコメントが入り、次のコーナーに移る演出となっている。読み上げ中の記事はテキストが画面に表示され、記事提供元のウェブページにジャンプすることも可能。配信記事は数時間おきに更新されるため、朝夕の通勤時などにラジオ番組を聴くようにして最新ニュースをチェックできる。

 読み上げられる記事は各コーナーそれぞれ3〜5本となっているが、今後は各10本程度に増やし、コンテンツ提供元ごとにユーザーが設定できるようにする予定。また、現在は記事の冒頭部分だけを次々と読み上げていくようになっているが、今後は全文を読み上げる設定もできるようにするという。

 番組には「オープニング」と「エンディング」も付けられる。オープニングでは、さわやかなBGMとともに時刻に応じたあいさつコメント、日付・曜日、ウェザーマップ提供の天気予報(47都道府県を設定可能)が読み上げられる。

 このほか、「ミュージック」コーナーを番組内に設けることも可能だ。スマートフォン内に保存されている楽曲をDJ風の紹介とともに再生するもので、形式は「アーティスト特集」「アルバム特集」「リクエスト特集」という3つから選択できる。曲の再生時間も「ロング」と「ショート」、1コーナーにおける再生曲数も1〜5曲から設定可能だ。

 通常コンテンツの読み上げは男女の2つの声で行われるが、キャラクター音声によるコンテンツも順次提供していく。「秘密結社 鷹の爪」の「吉田くん」が提供されているほか、フジテレビのデジタル女子アナ「杏梨ルネ」も提供する。

 Oto-Latteは今年1月にAndroid版をベータ公開し、時事通信ニュースと天気予報のコンテンツのみを提供していたもの。今回、コンテンツを拡充した正式版として、まずはiOS版を公開した。Android版も、5月末までに正式公開予定だ。

(永沢 茂)