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スマホ主婦が1年で約17%増加、端末利用時間も長くなる傾向に~Shufoo!調査

 凸版印刷株式会社運営の電子チラシサイト「Shufoo!」は、全国の主婦を対象に、スマートフォンおよびO2Oに関する意識調査を実施し、その結果を発表した。有効回答数は5031件。うち48.7%がスマートフォンを所有していることがわかった。

 調査は、インターネットを通じて4月26日から29日まで行われた。調査対象は、全国の25~49歳の主婦。

 プライベートで使用中の端末に関する設問(複数回答)では、「携帯電話」が49.1%、「スマートフォン」が48.7%だった。Shufoo!では2012年6月にも同様の調査を行っているが、当時は携帯電話が64.5%、スマートフォンが31.9%だった。1年でスマートフォンの利用率が約17%増加する格好となった。

 また、スマートフォンとフィーチャーフォンのどちらを利用しているかによって、端末の使用時間が異なる傾向も浮かび上がった。平日1日あたりの平均的な端末接触時間について、スマートフォン利用者は「1時間~2時間未満」と答えた割合が27.9%で最も多かった。一方、フィーチャーフォン利用者で最も多かったのは「10分未満」の44.5%。前年調査との比較でも、スマートフォン利用者は接触時間がより長くなり、対してフィーチャーフォン利用者は短くなる傾向が出ている。

 このほか、ネット上のマーケティング活動により、現実世界の店舗へ顧客を誘導しようという「O2O」に関しての調査も行われた。70.4%のユーザーがO2Oをきっかけに店を訪れたことがあると回答。サービス名を聞いたところ、「マクドナルドアプリのクーポン」(45.9%)、「ぐるなびのサイトやアプリのクーポン」(26.5%)、「食べログのサイトやアプリのクーポン」(26.3%)などが上位だった。

 日常的な買い物にあたって、各種のお買い得情報を求める声は調査対象者の中でも多かったが、実際にのどのような手段で情報を入手するかは、購入品目によってもバラツキがあった。一例として、衣料・ファッション品については、クーポン情報を店舗からのメルマガで受け取るという回答が51.1%と多かった。対して、食料品や日用品についてはO2Oに頼ることなく、折り込みチラシから情報を得るとの声が比較的多かった。

(森田 秀一)