さくらインターネット、VPSからクラウドへのマイグレーション機能を提供開始

　さくらインターネット株式会社は2日、仮想専用サーバーサービス「さくらのVPS」から、クラウドサービス「さくらのクラウド」に簡単にサーバーを移行できるマイグレーション機能の提供を開始した。

　マイグレーション機能は、ユーザーが利用中の「さくらのVPS」のディスクを、「さくらのクラウド」にコピーする仕組み。7月17日からベータ版としてマイグレーション機能を提供していたが、ベータでの検証が終了し、設備増強も完了したことから、正式版としての提供を開始した。

　マイグレーション機能を使うことで、現在利用中のVPSと同じ構成のサーバーをクラウド側に簡単に移行でき、サーバー1台では処理が困難となった場合や、将来を見越して拡張性の高いクラウドに環境を移しておきたい場合、コストパフォーマンスに優れたVPSでスタートしてビジネスの拡大に合わせてクラウドに移行してスケールさせるといった使い方が可能になるとしている。

　VPSからクラウドへのマイグレーション機能は、「さくらのクラウド」のコントロールパネルから利用可能。利用中のVPSを選択してアーカイブを作成し、サーバー追加画面で作成済みのアーカイブをソースとしてサーバーを作れば、マイグレーションが完了する。ディスクのコピーは、さくらのクラウドと同じ会員IDで申し込んださくらのVSPのみが対象となる。