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三井住友銀行、ネットバンキングの認証方式をワンタイムパスワードに変更

 株式会社三井住友銀行は9日、インターネットバンキングサービス「SMBCダイレクト」のセキュリティ強化として、10月21日からカード型のワンタイムパスワード生成機「パスワードカード」を導入すると発表した。

 現在用いている乱数表による「暗証カード」の新規発行は停止し、既存の利用者についてもパスワードカードへの切り替えを積極的に推奨。現行の乱数表による認証方式は、一定期間経過後に廃止する予定としている。

新たに導入する「パスワードカード」

 三井住友銀行では、インターネットバンキング利用者を狙った犯罪対策として、2013年1月からワンタイムパスワードのパスワード生成機を希望者に無料で提供し、乱数表による暗証カードと併用することでセキュリティ強化を図ってきた。

 今回、さらなる強化策として、厚さ3mmのカード型ワンタイムパスワード生成機「パスワードカード」を導入。インターネットバンキングの新規契約者と、切り替えを希望する利用者にパスワードカードを無料で提供し、パスワードカードの利用者については、振り込みなどの重要取り引き時の本人認証をワンタイムパスワードのみとする。

(三柳 英樹)