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「Outlook.com」がついにIMAPをサポート〜Macの「Mail」で既読管理が可能に

 米Microsoftは12日、メールサービス「Outlook.com」でIMAPに対応したと発表した。

 Outlook.comではプロトコルとしてExchange ActiveSync(EAS)に加え、IMAP、POPが利用できることになった。これにより、たとえばMacの「Mail」アプリやThunderbirdでOutlook.comが使いやすくなる。

 MicrosoftはこれまでIMAPサポートに消極的だったことで知られている。話はOutlook.comの前進サービスHotmailにまで遡る。ユーザーはIMAPサポートを要望してきたが、MicrosoftはExchange ActiveSyncを推進し続けており、IMAPサポートをしてこなかった。

 とはいえ、Microsoftはその持論を撤回したわけではない。発表文の中でOutlook.comのプロトコル担当リードプロダクトマネジャーであるSteve Kafka氏は、「我々は、EASがほぼリアルタイムで同期でき、優れたバッテリとネットワーク効率によって、メールに接続するための最も堅牢なプロトコルであると考えているが、今でもEASへのアップグレードを行っていないデバイスやアプリケーションが一部残っている。古いプロトコルであるゆえに、IMAPはフィーチャーフォンや、Mac上のものなど、他のメールクライアントでは広くサポートされている。我々は、これが重要であるとする皆さんのフィードバックを聞いたのだ」と今回の決定の理由を説明した。

 これまでMacのMailではOutlook.comをPOPでしか利用できなかった。この場合、既読、未読管理情報がサーバーと同期されないため、サーバーには読了したメールがそのまま残ってしまう不便があったが、IMAPを利用すればこうした問題は解決される。

 Outlook.comでIMAPを利用する設定情報も説明された。以下の設定を利用する必要がある。

    受信メールサーバー:imap-mail.outlook.com
    サーバーのポート番号:993
    暗号化:SSL
    送信メールサーバー:smtp-mail.outlook.com
    サーバーのポート番号:587
    暗号化:TLS

 IMAPの認証のため「OAuth2.0」もサポートされた。これにより、サードパーティー開発者がOutlook.comを利用したアプリやサービスを提供できるようになった。Microsoftは今回の発表時点でこうしたサービス7社、旅行プラニングサービスTripIt、ネットショッピングメール管理サービスSift、ネットショッピング管理サービスSliceやmotley*bunch、メールマガジン管理サービスUnroll.me、Outlookのメールフォルダ管理サービスOtherInbox、メールを利用したサービス開発者のためのサービスContext.IOを紹介している。

(青木 大我 taiga@scientist.com)