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マイクロソフト、オンライン広告のリアルタイム入札システムを国内展開開始

 日本マイクロソフト株式会社は18日、企業などの広告主がリアルタイム入札システムでオンラインのプレミアム広告枠を購入できる「Microsoft Advertising Exchange」の国内展開を正式に開始した。

 「Microsoft Advertising Exchange」は、ユーザー数や影響力などの観点で特に広告価値の高い媒体への広告である「プレミアム広告」枠を、1インプレッション単位でリアルタイム入札により購入できるサービス。広告主は、様々なオーディエンスデータを利用し、閲覧ユーザー属性や広告掲載面の品質、広告単価などを評価し、購入したいインプレッションに対する入札価格を決定できる。

 現時点で購入可能な広告枠は、マイクロソフトのMSNおよびSkypeのみで、10月末までにプレミアム性の高いメディアパートナーの在庫もMicrosoft Advertising Exchange上で提供する予定。メディアパートナーは、既存の販売チャネルをそのまま維持しながら、広告の余剰在庫の販売と収益を最大化できるとしている。

 Microsoft Advertising Exchangeでの入札は、マイクロソフトのテクノロジーパートナーであるAppNexusが提供するRTBプラットフォームと連携できる広告事業者によって行われる。

 9月18日時点での国内における広告事業者は、Brandscreen Pte、DoubleClick Bid Manager、MediaMath、Rocket Fuel、Turn、Vizury Interactive Solutionsの各社。9月末以降には、CRITEO株式会社、株式会社プラットフォーム・ワン、株式会社マイクロアドが接続予定となっている。

(三柳 英樹)