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米Apple、世界ブランド力でナンバーワンに〜2位はGoogle

 米Interbrand社は30日、2013年「Best Global Brands」調査で、米Apple社がブランド力世界一になったと発表した。Appleは今回、13年間連続首位の座を保持していたコカコーラ社を初めて抜いて1位となった。

 Googleも昨年の4位から2位へと躍進、IBMも3位から4位へと順位を上げた。Microsoftは5位を維持した。

 1位から10位までの企業は、Apple、Google、コカ・コーラ、IBM、Microsoft、GE、マクドナルド、サムスン、Intel、トヨタの順となった。

 Interbrand社は米メディアコングロマリットOmnicom Group傘下にある世界最大のブランドコンサルティング会社で、このBest Global Brandsはここ14年間毎年発表し続けている。

 今年の調査で注目されるのが、上位10社の内7社がテクノロジー関連企業であることだ。この7社合計のブランド価値は4431億5400万ドル(約43兆6347億円)と推計している。また上位100社中、2013年に最もブランド価値を向上させた企業5社のうち4社がテクノロジー関連企業であり、52位のFacebookが+43%、2位のGoogleが+34%、1位のAppleが+28%、19位のAmazonが+27%であった。Facebookは、SNSビジネスで唯一、100位以内にランクインした。

 また今年のランキングで注目されるのは、Yahoo!とBlackBerryがランク外に落ちたこと、またMicrosoftに一部部門か買収されたフィンランドのNokiaは−65%とブランド価値を大きく下げ57位に転落したことも挙げられる。その他にも67位の任天堂は−14%、61位のDellも−10%とブランド価値を大きく下げたことも注目される。

 そのほか、100位以内にランクインしたIT企業とブランド価値の増減は、13位のCiscoが+7%、15位を維持したHPが−1%、18位を維持したOracleの+9%、25位のSAPが+7%、28位へと36位から大きく順位を上げたeBayは+20%、79位のAdobeは78位から順位を上げ+8%、となっている。

 エレクトロニクス分野では、35位のキャノンはブランド価値を−9%下げ昨年の31から5位順位を下げた。40位のPhilipsは+8%で昨年から1つ順位を上げた。46位のSonyはブランド価値が対昨年で−8%となり、40位から6つ順位を下げた。パナソニックはブランド価値を1%向上させたが、68位と昨年から3つ順位を下げている。

 日本企業では自動車メーカーで、20位にホンダ、65位に日産が入った。日産はブランド価値が25%上がり、73位から大きく順位を上げた。

 なお、この調査はグローバルであることが評価基準の1つであるため、地域に根差した通信会社はランキングに入りにくいとされている。Interbrand社は評価基準として、「そのブランド製品又はサービスの財務実績、そのブランドが消費者の選択に影響を与える上で果たす役割、そのブランドが会社の業績安定やプレミアム価格に与える影響力の強さ」の3点を挙げている。

 今回Apple社が首位となったことについて、調査を行ったInterbrand社グローバルCEOであるJez Frampton氏は、「時折ある会社が我々の生活を変える。その製品によってではなく、そのエトス(精神)によって。これが、13年間ベスト・グローバル・ブランドの頂点に立ってきたコカ・コーラを抜いて、今年Appleがナンバー1となった理由だ」とコメントしている。

(青木 大我 taiga@scientist.com)