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OS X Mavericksへの移行が出足順調〜無料アップグレードが奏功か

 OS X Mavericksへの移行率が、発表後24時間以内で既に5.5%に達していることが明らかになった。これは米広告ネットワークChitikaが24日に発表した統計だ。

 Chitikaは「Chitika Ad Network」のカナダと米国で表示された数百万サンプルの広告インプレッション数に基づいてこの数字を導き出している。データはMavericksの無料アップグレードが開始された10月22日から10月23日にかけての24時間が集計された。

 Chitikaでは、前回のOS X Mountain Lion発表時のデータと比較し、Lionの際は発表後24時間以内のユーザー移行率が1.6%にとどまったとしている。Mountain Lionへの移行率がMavericksの5.5%に達するまでには、当時約四日間かかったとされ、Mavericksへの移行がこれまでになく順調に推移している様子が伺える。

 移行が順調な理由としては、Mavericksが無料だったことがまず挙げられるだろう。Mountain Lionは北米市場では19.99ドルで、安価とはいえ有償だったからだ。

 なお、この移行率はあくまでもOS Xのシェア内訳にすぎないことには注意する必要がある。

 Mac OS Xのシェアは、Windowsに比べればまだはるかに小さい。調査会社NetApplicationsが公開している2013年9月時点のOSシェアによると、OS X 10.8(Mountain Lion)は3.69%、OS X 10.6(Snow Leopard)は1.68%、OS X 10.7(Lion)は1.66%で、合計しても7.03%にすぎない。対してWindows 8は8.02%、Windows 7は46.39%、Windows XPですら31.42%のシェアを持ち、Windows XP/7/8の合計だけでも85.83%を占める。Vistaなどその他のバージョンも含めるとシェアは圧倒的だ。

 なお、Mavericksについては賞賛の声も聴かれているが、未確認ながら純正MailアプリやiBookの不具合多発の声もあるため、仕事など利用用途によっては事前にアップルサポートフォーラムやネット検索などで情報収集すると良いかもしれない。今回に限らず、新OSのインストール時は事前にバックアップを取り、トラブル時に復旧できるようにしておくなど慎重に行った方が良いだろう。

(青木 大我 taiga@scientist.com)