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Flash Playerがセキュリティアップデート、Windows/Macは適用優先度“最高”

 米Adobe Systemsは12日、Flash Playerの脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。ユーザーに対して最新バージョンへのアップデートを推奨している。

 最新バージョンは、Windows/Mac版が「11.9.900.152」または「11.7.700.252」、Linux版が「11.2.202.327」。また、Windows/Mac/Android/SDKなどのAdobe AIRについても、最新バージョン「3.9.0.1210」を提供する。

 Flash Playerを標準で同梱しているウェブブラウザーのGoogle ChromeとInternet Explorer 11/10では、各ブラウザーのアップデートにより自動的にFlash Playerもアップデートされる。

 今回のアップデートで修正する脆弱性は、細工したコンテンツをユーザーに開かせることで、Flash Playerを不正終了させたり、任意のコードを実行させることが可能になるというもの。

 Adobeでは、脆弱性の危険度を、4段階中で最も高い“Critical”とレーティングしている。また、アップデートを適用する優先度は、Windows/Macにおいて3段階中で最も高い“Priority 1”、LinuxとAdobe AIRでは最も低い“Priority 3”。

(永沢 茂)