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米Amazon、Kindle Paperwhiteと読書サイト「Goodreads」の統合を強化

〜書籍管理や子供の読書管理機能も追加

 米Amazonは19日、Kindle Paperwhite(第2世代、2013)へのソフトウェアアップデートを公開した。英語圏読書コミュニティーサイトGoodreadsが統合・強化され、子供向け読書管理機能「Kindle Freetime」、書籍管理機能「Cloud Collections」が追加された。

 米Amazonは、18日にもKindleタブレット端末向けにKindle Fire OS 3.1を公開し、Goodreadsとの統合を強化している。また、11月月に入ってKindle Paperwhite(第1世代)にもソフトウェアアップデートが提供されている。

 今回公開されたソフトウェアアップデートは、Wi-Fiによって数週間以内に自動アップデートが行われるが、手動ダウンロードしてUSBケーブル経由でアップデートすることも可能だ。

 今回のKindle Paperwhite、Kindle FireOS 3.1ソフトウェアアップデートでは、Goodreadsとのより密接な統合に主眼が置かれている。Goodreadsは、Amazonが2013年3月に買収した英語圏で人気の読書コミュニティーサイト。会員数は2000万を超え、読書家はお互いに本を薦めたり、読書中の本の感想を書きとめたり、内容について議論を交わしたりといった機能を提供する。

 これまでKindleからはWebサイト経由で利用する必要があったが、今回の統合により利用しやすくなる。Kindle Paperwhite端末から直接書籍内の文章を選択、Goodreadsの友人と共有したり、友人が読書中の本やレビューも閲覧可能となった。読書後はその場で評価をつけられるほか、Goodreadsの本別の読書ステータス、「現在読書中」「読了」などを端末から直接変更できるようになった。今回の改良によって、Goodreadsの利用増加が見込まれる。

 別の新機能として、「Kindle Freetime」がある。「Kindle Freetime」はこれまでも搭載されていたが、ペアレンタルコントロール機能が強化され、子供が読書好きになるように親が助けることができる。親は子供別に本を与え、「1000ページを読む」といった読書目標を設定できる。目標を達成するとご褒美としてバッジが与えられる。親は子供が読んでいる本、ページ数、調べた単語の数などを監督できる機能もある。

 また、Kindle本を管理しやすくする「Cloud Collections」が導入された。これはAmazonの本やパーソナルドキュメントなどをコレクションとしてまとめ、ウィスパーシンクテクノロジーを使ってKindle端末同士で簡単に同期管理できる機能だ。Kindleで多数の書籍やドキュメントを管理するのは非常に難しいため、ヘビーユーザーにとっては便利な機能といえそうだ。ただ現時点では新聞、雑誌、ブログは対象外となっている。

 今日公開されたのはKindle Paperwhite第2世代向けアップデートだが、第1世代については11月8日にアップデート5.3.9がすでに提供されている。このアップデートでは、読書進捗状況を非表示にできるようになったほか、PDFファイルの読み込みとパフォーマンスの改善、日本語や中国語辞書での同音異義語検索機能の改善、が含まれている。

 第2世代のソフトウェアアップデートは、英語圏で提供されている機能が日本語版で利用できるかどうかはいまだ不明だ。日本語版AmazonのKindleフォーラムで公開される情報に注目したい。

(青木 大我 taiga@scientist.com)