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凸版印刷、電子出版向け新書体「凸版文久体」、2月より本文用明朝体を提供

 凸版印刷株式会社は27日、電子出版コンテンツを読みやすくするために開発したオリジナルの新書体を「凸版文久体」と命名したと発表した。その第1弾として、本文用明朝体「凸版文久明朝 R」を2月上旬から提供開始する。

 凸版印刷では、同社のオリジナル書体である「凸版明朝体」「凸版ゴシック体」をもとに、電子出版コンテンツに対応する新書体を開発していた。「凸版文久体」という名称には、「言語表現の芸術である文芸をはじめ、さまざまなジャンルで創られる文字による情報表現の担い手として、永くその活動に携わって行きたいという想い」を込めたとしている。

 本文用明朝体の「凸版文久明朝 R」は、ディスプレイでの透過光環境で表示した際に起筆や終筆、横画などの細い個所がバックライトに埋没しないよう太く設定。また、漢字は、1文字1文字が彫刻刀で彫ったように少し硬質な印象にし、仮名は、凸版書体のデザインをより忠実に踏襲する一方で字面を2〜3%大きくして明朗でおおらかな印象にしたという。

  「凸版文久明朝 R」のフォントフォーマットはOpenType、文字セットはAdobe-Japan1-6(2万3058文字)およびJIS X 0213:2004(JIS2004)に準拠しており、異体字を指定するための仕組みであるIVS(Ideographic Variation Sequence/Selector)に対応する。

 凸版印刷は今後、本文用ゴシック体や見出し用文字などを開発し、2016年春までに計5書体の凸版文久体の提供開始を目指す。

(永沢 茂)